ここで少し歴史を振り返っておこう。20世紀の前半、サルトルは現象学を完成させた。『存在と無』は、一切を<あらわれ>=現象に還元する。そこには、現象から離れて独立して存在する実体などない。もちろん「私」も例外ではない。「私」は現象と現象の関係…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。