innhatrang2006-08-04

 午前中はカンホア病院。直接の医療行為をするわけではないが、ベトナム語の必要性を切実に感じる。
 妻からの情報で、ベトコム・バンクのATMならシティバンクのカードが使えるらしいとのこと。持ってきていたが、どこかで、ニャチャンではシティバンクは使えないと聞いたので、はなから使えないものだと思いこんでいた。海岸沿いのヤサカ・サイゴンホテルの前に、ベトコム・バンクのATMがあり、確かに現金を下ろすことができた。これでひとまず、カードの問題は解決である。
 ホテルのレセプションの女性と、大家のベトさんから、それぞれ顔写真を2枚ずつ提出して欲しいといわれる。午後、オフィスで仕事中に停電。コンピュータでデータ入力作業をしていたスタッフは、大慌てである。
 この時間を利用して、スタッフの若い男にバイクに乗せてもらって、写真屋に写真を撮りに行く。店のおばさんがデジカメで撮ってくれるのだが、合図を出してくれないので、何回も撮り直した。帰り道で、バイクが、飛び出してきた自転車と接触。幸いどちらも怪我はなかったが、後ろに振り落とされそうになるのを必死にこらえたので、首筋が痛くなった。あのまま落ちていたら、カンホア病院からホーチミンに移送されていたかもしれない。
 ずっと思っていたが、とにかくバイクは危険である。おびただしい数のバイクが、信号もなく、ヘルメットもかぶらず、互いにけん制しあいながら自由自在に走っている。その後ろに、やはりヘルメットをかぶらずに乗って、危なくないはずがない。日に3、4回はバイクタクシーに乗っているが、毎回、ひやっとする目に遭う。やめようやめようと思いながら、気軽に乗れるのでついつい使ってきた。でも、今日を機会に本当に使うのをやめよう。そう決意して、夕方、バオ・ンゴクホテルで本物のタクシーを呼んでもらって、借家まで行く。5000ドンしか違わないのだから、安いものである。
 家に着くと、鍵が開かない。そういえば、先日雇ったクリーナーのカンさんが、気を利かせて大量の錠前を付けていったのだった。家は通りから少し離れているのでタクシーは通らない。大家のベトさんに電話したが、1時間ほど用事があるから来れないとのこと。仕方なく、ノートパソコンと枕とシーツを抱えたまま、通りに出て、バイクタクシーに乗ってホテルに帰った。