昨夜は午前2時まで起きていたので、起きたら12時前だった。洗濯機を回しながら、シャワーを浴びる。Y先生から電話があり、今日は午後6時から、アメリカ人研究者らと会食とのこと。それから、ベトナム南部の山奥でマラリアの研究をしているTさんから電話があったとのこと。
 洗濯物を干し、自転車に乗って出かける。市場を過ぎたところで、Tさんから携帯に電話がかかってきた。Tさんと話をするのは、去年1月に、スマトラ沖地震津波後の調査で、一緒にスリランカに行って以来である。現在は、山間部の800人くらいの小さな村に住み込んで研究をしているらしい。村で生後1週間の新生児に黄疸が出てきたとのことで、その相談であった。 その後、サンライズホテル別館の日本料理レストラン「花ぶさ」に行く。この前、あれほど後悔したのに、なぜかまた足が向いた。7ドルの豚生姜焼き定食と2ドルのダイエット・コークを注文する。コム・ディアが10回、バイン・ミー・ティット(フランスパンサンド)が30個は食べられる値段である。そう考えるとまた後悔するので、そういう計算は頭から取り除くよう努める。
 食後、いつもの病院前の喫茶店のVIPルームへ。VIPルームのカフェ・スアは25,000VSDで、通常の3倍するが、外だとBGMがうるさくてSkypeで話がしづらい。今日は、久しぶりに家族とゆっくりSkypeできた。やはり、子連れで生活するためにはいろいろ準備しなくてはならない。家族用のVISAの取得をハノイに依頼したが、それも確認する必要がある。生活必需品は、問題なくニャチャンで購入できるので問題はない。ただ、交通手段が問題である。家から唯一のスーパーマーケットであるマキシマークまで、自転車で10分。しかし、子供を乗せてこの道を走るわけにはいかない。確かに皆、自転車に小さな赤ちゃんを乗せて自転車に乗っているし、家族4人でバイクに乗っているのも珍しくない。何事も「郷に入っては郷に従え」であるが、こんなことまで真似するべきではないだろう。実際、2000年のデータでは、ベトナムでは毎日22人が交通事故で死亡している。やはり、子供を連れての移動には、タクシーを利用するしかない。そのためには、タクシー会社に地名を伝えられるようにしなくてはならないが。ちょうど店を出ようとするときに、「ああ鈴木くん」という声が聞こえて、Y先生が入ってきた。オフィスに行ったが、日曜日なので電源が入っておらず、ADSLが使えないとのこと。だいたい似たような行動をしているようだ。
 家に買える途中、電器屋による。リビング用の扇風機を買いたいので、値段を確認すると、中くらいで140,000VSD、大きいものでも200,000VSDくらいである。今日は時間がないので、また明日、買うことにする。再び自転車で、バオ・ンゴクホテルまで行き、近くの食堂で夕食。
 帰りにマキシマークに寄って、洗濯物かご、蚊取り線香、やかん、食器洗い用のスポンジ、肉の缶詰、カンきり、フォーク、出前一丁、韓国製の醤油、マヨネーズを買う。帰ったらもう8時になっていたが、もうひとつ重要な椅子が欲しいので、再び出かける。幸い、グエンチャイ通り沿いにまだ開いている家具屋があったので、そこで、よく食堂で見かける水色のプラスチック製の椅子を購入。いま、その椅子に座り、テーブルはないので、洗濯物かごをひっくり返してVAIOを載せ、ビールを飲みながら日記を書いている。