今日は少し早めに起きて、出発の最終確認。出国カードがなかなかみつからず、いささか慌てたが、結局財布の奥にしわくちゃになって発見された。電話でタクシーを呼ぶ。私の発音が上達したからなのか、受付の女性が私を覚えたからなのか、今日は一回で住所を認識してくれた。カンさんはまだ来ていなかったので、置手紙を食器棚に挟んでおく。スーツケースを持って、ヘルスサービスセンターへ。
 今日は、Gさんと一緒に病院へ行く。やはり優秀な通訳がいると、情報量が増す。オフィスに帰って、レポート作成。ハノイのY先生と、Skypeで打ち合わせ。
 昼休みにバオ・ンゴクホテルに行くと、家族一同で迎えてくれた。今日、いったん日本に帰ることを報告し、9月に戻ってきた際に、子供連れで宿泊できるかどうかを確認。快い返事をもらう。近くの食堂で、コム・ディアを食べてオフィスに戻る。ハノイからNIHEのスタッフが来た。
 午後2時、タクシーでオフィスを出発。途中、葬式の行列で道が渋滞。棺を載せた車を先導するように、バイクの集団が旗を立てて走っている。約40分かかって、カムラン空港へ。150,000VSD。来るときはあまり注意してみていなかったが、とても小さな空港である。チェックインも、まるでバスに乗るかのように、チケットにマジックで席番号を書き込んでおしまい。待合ロビーで、カンさんに電話する。以前に23日に出発することを言っていたので、置手紙をみて少し驚いてた様子。家のことはまかせておいてとのこと。
 ふと周囲を見渡すと、妙に日本人が多い。数えてみたら、待合ロビーにいる58人中、28人は間違いなく日本人である。他にボーダーライン上にいるのが約数名。団体客ではなく、それぞれカップルないし家族連れである。同じ日本の旅行会社のツアーチケットだからなのか。少なくともこれだけの日本人が、昨日から今日にかけてニャチャンに滞在していたとは驚きである。約50分でホーチミンへ。
 ホーチミン空港の国際線チェックイン・カウンターの前で1時間半待ち、ようやくチェックイン。2階に上がって空港税を払い、出国ゲートへ。ひとりに3分から5分かけるので、なかなか列が進まない。ビザ延長の書類の不備などで、出直しになる人がいる。朝、出国カードが見つかって本当によかったと思う。並んでから40分くらいかかって、ようやく出国。待合ロビーの喫茶店で、ホットドッグを食べる。1個4USDもするので迷ったが、腹が減っていたので食べる。試しにコンピューターを開いてみたら、無線LANがつながったので、神奈川のMとSkype。その後、搭乗ゲートを過ぎてから、さんざん待たされた挙句、ようやく搭乗。タイ航空で、1時間10分でバンコクへ。
 バンコク国際空港は、9月末から新空港に移転するらしい。このドンムアン空港に来るのは、今回が最後だろう。買い物をしようと思ったが、行きに換金したバーツを、スーツケースに入れていたことを思い出し、後悔する。本を買おうと思ったが、空港価格で異常に高く、ベトナム・ドン以外に20USDしか持っていなかったので、結局何も買えなかった。インフォーメーションで確認したにもかかわらず、搭乗ゲートが変更になっており、相当歩かされる。ここでも出発が遅れ、午前1時過ぎに搭乗となる。機内はすいており、離陸してシートベルトサインが消えてから、中央4列を使って横になり、すぐに寝てしまった。