ISPPD

innhatrang2008-06-10



今回、私が参加しているISPPDというのは、肺炎球菌に関する国際会議である。

医療関係以外の方のためにいちおう言っておくと、肺炎球菌というのは細菌のひとつで、肺炎、髄膜炎、敗血症といった重症の病気をひきおこす。

とくに世界中の5歳未満の子供の死因の第一位が肺炎であり、さらにその原因の第一位が肺炎球菌であることから、これを効果的に予防、検査、治療する方法を開発することは国際保健的に重要な課題なのである*1

まだ6回目ということもあって、それほど大規模ではないけれど、1000人以上の希望者がいたが、参加が認められたのは8割程度らしい。

注目されつつある会議というわけだ。

私は昼に、Symposium2. Pneumococcal pneumonia in developing countriesというセッションで口頭発表し、早々に役目を果たした。

それなりに質問もあったし、発表後に見知らぬ人何人かに声をかけられたので、まあよしとしよう。

*1:もちろん、高齢者医療にとってもすごく重要なのだが、医学的に細かい話はここではいいでしょう。