レイキャビクの本屋
会議も3日目が終了。夕食会があるとのことだが、それには参加せず、街中を歩いてみる。
向かいからアフリカ系のお兄さんが携帯で話しながら歩いてきて、すれ違いざま、「○○通りってどこ?」と聞いてきた。
知らんねと答えると、使えないやつだなという顔で首を振りながらそのまま歩いていった。
そりゃ人を肌の色で判断してはいけないが、こんなところを歩いているモンゴロイドは道案内の役に立たなくて当たり前だ*1。
とはいえ、彼も他に選択肢がなかったのだろう。
実際、道を歩いていてもほとんど人とすれ違わない。
家はたくさんあるし、車も相当数走っているのだが、人気が全くない。
かろうじて海岸通から一本入った繁華街までいくと、少しは人が歩いているが、それもまばらである。
そこで本屋を見つけたので立ち寄ってみる。
アイスランド語のコーナーより英語のコーナーのほうが広い。
アイスランドの第一言語はアイスランド語だが、国民の大半が英語を話す。
いちいち母国語に訳す必要もないということか。
というわけで、並んでいる本にもさして特徴はない。
日本の作家では、例のごとく村上春樹だけが大量に並んでいる。
あとはマンガが少し。
もう10時過ぎで閉店だということで追い出された。
通りをよっぱらいが歩き回っている。
繁華街でこの時間なのだから当たり前なのだが、いかんせん白夜で明るいので、昼間から酒を飲んでいるように見える。
結局、4時間くらい歩き回ってゲストハウスに戻った。
*1:と思って調べてみたら、フィリピン人、タイ人、中国人などが2000人弱住んでいるらしい。ちなみに全人口は30万人ちょっと。