午前中は、カンホア病院。昼に病院前の喫茶店で、高知のNとSkype chat。イスラエル、ハーレツ紙のサイトをチェック。レバノン情勢が悪化する中、パレスチナの記事は目立たない。

 月曜日、イスラエル空軍は、ガザ北部の家屋を攻撃した。攻撃に先立って、軍から住人に電話が2回あり、1回目は家から逃げろという警告、2回目は「これはジョークじゃない」というものであった。
 空軍のスポークスマンによると、この家屋はイスラムジハードの武装集団が武器を貯蔵するために使用していたという。この攻撃による負傷者はいなかった。この家屋の住人は、武装集団との関係を否定している。
 家族とともにこの家に住んでいた、Mohammed al-Shurafaは、地元ラジオでこう語っている。イスラエル軍と一緒にいると名乗るものから電話を受け、家から逃げるように言われた。家族は逃げたが、自分は冗談だと思った。そこで家に戻ったところ、すぐにまた電話が鳴った。「電話の主(イスラエル軍関係者)は、なぜ戻るんだ?これはジョークじゃないんだぞ、と言ったのです」。そこであわてて飛び出したところ、数分して家が爆発したという。
 イスラエルによるガザ防衛により、少なくとも167人のパレスチナ人が殺害され、その半数以上は一般市民である。

IAF destroys home believed to store weapons in northern Gaza
by Avi Issacharoff and Amos Harel, Haaretz Correspondents and Reuters

 通常の感覚では信じがたいが、いかにもガザらしいエピソードと思われる。その後、昨日と同じようにフランスパンサンドを買い、ホテルで食べ、唐辛子に苦しむ。次から唐辛子は抜いてもらうようにしよう。
 午後、ベトコム・バンクに行き、銀行口座を開設。簡単な書類記入、パスポートの提示、50,000VND以上のデポジットだけで手続きは終了。オフィスに戻ると停電。できる仕事をした後、ベッドのマットレスを買うために、家まで行く。毎度、カンさんに手伝ってもらうのも申し訳ないので、自分で買うことにする。家の周りを自転車でぐるっとまわって、家具屋を見つける。店頭にいる20前後の若い男と、ジェスチャーと筆談で交渉。しきりに携帯で誰かに連絡しているので、単に店番をしていただけなのかもしれない。750,000VNDで購入。家までは、小柄なおじいさんがシクロに積んで持ってきてくれた。これでようやくベッドが完成し、家で寝ることができるようになった。せっかくなので、ベッドで少し休んだ後、ホテルに戻る。
 炎天下、ずっと自転車を乗り回していたので汗だくである。ホテルに戻って、短パンに履き替え、そのまま海へ行く。夕方の海は、水浴びをする地元の人であふれかえっている。同じように、服を着たまま海に入ってみた。これは、とてもいい習慣である。思えば、ニャチャンに来て海に入ったのは、今日が初めてだった。