今日は、p25-p33まで。

キルケゴールニーチェ、ペギーによる、反復の哲学のプログラム
要約:
 キルケゴールニーチェは、すでに反復を一般性に対置していた。

真の運動、演劇と表象=再現前化
要約:
 ヘーゲルは、表象=再現前化にとどまっていた。キルケゴールニーチェは、表象=再現前化の外側にある反復を指摘しただけでなく、それを作品のなかで実現した。

解題:
 哲学的には、ほとんど読むべきところはない。ここでドゥルーズが、キルケゴールニーチェは「あらゆる表象=再現前化の外側で、精神を揺り動かしうる運動を作品のなかで生産(p29)」したというとき、自身もそのように書いたつもりであり、そのように読んで欲しいということを述べているのである。これは、すでに「はじめに」を読んだときに指摘したとおり。
差異と反復