朝は病棟回診、サーベイランスの監督。昨日、てんかん発作で入院した女の子。回診中にも発作あり。バルプロ酸を長期服用しているが、両親に聞くと、10日に1回は発作があるらしい。一緒に回診したTH先生は、ベトナムでは抗てんかん薬の血中濃度の測定ができないという。さすがにハノイサイゴンで測定できないはずはないと思うが、少なくとも、彼の前任地のフエ中央病院と、ここカンホア総合病院ではできないことは確かなようだ。となると、ベトナム中部では、てんかん治療薬の投与量は、経験的に調整していることになる。そういえば、ニャチャンに来てまもなく、高度肝機能障害の子供を見せられて、「ずっとバルプロ酸を飲んでいるから、たぶん、そのせいだと思う」と言われたことを思い出した。
 夕食はグエンティミンカイ通りに行き、家族でヤギ鍋。その後、ケム・ピアノでアイスクリームを食べる。帰りはシクロ。